1960年の初頭にゴードン・クラーク氏によりカリフォルニアで設立されたClark Foamは、当時重いウッド製が中心だったサーフボードを現在のポリウレタン製の素材に進化させるなど、サーフボードインダストリーにおいて計り知れない功績を残したサーフボードブランクスカンパニー。
全世界のサーフボードブランクスのマーケットにおいて、実に60%以上のマーケットシェアを誇り、アメリカ国内では90%以上のボードビルダーが Clark Foamを選んでいたと言われている。
その Clark Foamが、2005年12月5日月曜日の朝、突然の閉鎖を宣言し、世界中のサーフインダストリーに多大なる衝撃が走った。
この出来事は、ブラックマンデーと呼ばれることとなり、閉鎖した理由は、業界内でも様々な憶測が噂となり飛び交ったが、本当の理由は、ゴードン・クラーク氏のみが知ると言われる伝説のブランクスカンパニーである。
Clark Foamの創業から閉鎖するまでの期間に、限られたシェイパーのみに配られていた Clark Foam Tシャツは、一切市場に出回る事が無く、サーフィンを愛する誰もが、そのTシャツに憧れを抱いていた。