プロサーファー小野嘉夫の心情を脚本化し、彼の独白で物語が展開していく、日本のサーフムービーでは珍しい試みをした作品。
幼少からサーフィンを始めNSA の大会で数々のタイトルを獲得。エリートコースに乗りプロサーファーへ転向。
コンペティションサーフィンに身を投じて25年。嘉夫は普段から波を見るたびに、何点出るのかと考えてしまうようになっていた。
コンペティションサーフィンしか知らないことに気が付く嘉夫。
嘉夫の中で「シンプルにラインを描きたい」という感情が芽生え始めていた。
シェイパーでもある父親が嘉夫の生まれる前に削ったシングルフィン。
シングルフィンを手にした嘉夫はコンペティションサーフィンとは違う、新たなサーフィンの扉を開こうとする瞬間だった。
主演 / 小野 嘉夫
監督・脚本・撮影・編集 / PARUO
第2 回横乗日本映画祭出品作品
本編18 分